か-四字熟語
か
解衣推食(かいいすいしょく)人に厚い恩恵を施すこと。 |
海闊天空(かいかつてんくう)晴れた空のように気性がさっぱりしていて、海のように心が広いこと。 |
蓋棺事定(がいかんじてい)棺桶の蓋を閉めた時、初めてその人の真価が定まるということ。 |
外寛内明(がいかんないめい)外部には寛大に接し、自身は明晰に己を知り身を慎むということ。 |
睚眥之怨(がいさいのうらみ)わずかな恨みのこと。 |
外柔内剛(がいじゅうないごう)外見はものやわらかそうで、心の中がしっかりしていること。 |
下意上達(かいじょうたつ)下の者の意志や考えが上の者に伝わること。対義語:上意下達 |
開心見誠(かいしんけんせい)誠実に人に対すること。 |
回心転意(かいしんてんい)思い直すこと。また、再び仲が良くなること。 |
海誓山盟(かいせいさんめい)海や山は永久に変わらない。転じて男女間の変わることのない誓の意。 |
海内奇士(かいだいのきし)この世に類がないほどすぐれた人物。 |
海内無双(かいだいむそう)世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。 |
街談巷説(がいだんこうせつ)街の噂話を、面白おかしく語ること。 |
怪誕不経(かいたんふけい)怪しく、でたらめで道理に合わないこと。類義語:荒唐無稽(こうとうむけい) |
誨盗誨淫(かいとうかいいん)人を悪事に誘いこむこと。 |
快刀乱麻(かいとうらんま)物事を明快に処理すること。 |
開門揖盗(かいもんゆうとう)自ら門を開いて、会釈して盗人を招き入れる意から、自ら災いを招いてしまうことのたとえ。 |
傀儡政権(かいらいせいけん)傀儡とはあやつり人形のことで、形式的には独立しているが他国の意のままに操縦される政権をいう。 |
偕老同穴(かいろうどうけつ)契りを固く結んだ夫婦のたとえ。 |
柯会之盟(かかいのめい)約束したことを実行し、信頼を得ること。 |
花顔柳腰(かがんりゅうよう)花のように美しい顔と柳のようにしなやかな腰つき。美人の形容。 |
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)取るに足らない争い。(蝸牛は、カタツムリのこと) |
家給人足(かきゅうじんそく)生活が豊かで安定していること。 |
河魚腹疾(かぎょのふくしつ)腹疾とは、腹の病気の意で、魚の腐敗は腹内から始まる。転じて、国が腐敗して内部から崩壊していくこと。 |
隔岸観火(かくがんかんか)他人の災難をただ見物するだけで助けようとしないこと。 |
鶴寿千歳(かくじゅせんざい)鶴は千年の寿命をもつ意から、長寿のこと。 |
隔世之感(かくせいのかん)「隔世」とは時代を異にすること。時代が移り変わってしまったと身にしみて感じること。 |
格致日新(かくちにっしん)物事の道理や本質を追求し、知識を深め、日々向上していくこと。 |
格物致知(かくぶつちち)物事の本質を追求し、知識や学問を深めること。 |
花紅柳緑(かこうりゅうりょく)春の景色の美しいさま。色とりどりの華やかな装い。 |
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)目的を果たすために、あらゆる苦難に耐えること。 |
嘉辰令月(かしんれいげつ)よい日と、よい月。めでたい月日。 |
佳人薄命(かじんはくめい)美人は幸薄く、また命も短い。運がよくないということ。 |
苛政猛虎(かせいもうこ)国民に重税などを強いる過酷な政治は、虎よりも凶暴で人々を苦しめる。 |
火宅之境(かたくのさかい)火のついた家にいるような苦境・災いに満ちた境遇。 |
画蛇添足(がだてんそく)余計なことや無駄なことをすること。 |
夏虫疑氷(かちゅうぎひょう)夏にだけ生きる虫は、冬に氷があることを信じない意から、見聞のせまい人が自分の知らないことを信じようとしないこと。 |
火中取栗(かちゅうしゅりつ)自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すこと。また、自ら危険を冒す意でも用いる(火中の栗を拾う) |
花鳥風月(かちょうふうげつ)自然の美しい景色、風物。 |
赫赫之功(かっかくのこう)輝かしい功績をいう。 |
隔靴掻痒(かっかそうよう)思い通りにならず、もどかしいこと。 |
活計歓楽(かっけいかんらく)喜び楽しんで暮らすこと。また、贅沢な暮らしのこと。反対語:質素倹約 |
確乎不抜(かっこふばつ)意志がしっかりしていて動揺しないさま。 |
合従連衡(がっしょうれんこう)その時々の利害に応じて、同盟したり離れたりすること。 |
隔靴掻痒(かっかそうよう)はがゆくて腹が立つさま。 |
合水和泥(がっすいわでい)自分のことを忘れて他人を救うこと。 |
活剥生呑(かっぱくせいどん)他人の文章をそのまま盗用すること。 |
我田引水(がでんいんすい)自分の利益になるよう計らい、行動するたとえ。 |
瓜田李下(かでんりか)人に疑念を抱かせるような行いは慎むべきであるという教え。 |
家徒四壁(かとしへき)非常に貧しいことのたとえ。 |
禍福倚伏(かふくいふく)禍(わざわいと)と福は代わる代わるやってくるということ。 |
禍福無門(かふくむもん)禍福はその人自身が招くものであるということ。 |
寡頭政治(かとうせいじ)少数の権力者が行う独裁的な政治。 |
寡聞少見(かぶんしょうけん)見識が狭く、世間知らずなこと。自分を謙遜していう言葉。 |
我武者羅(がむしゃら)他のことを考えず、向こう見ずに突き進むこと。 |
烏之雌雄(からすのしゆう)カラスのメスとオスは判別しにくいことから、是非善悪がまぎらわしく判断しにくいことをいう。 |
寡聞浅学(かぶんせんがく)見識が狭く学識が浅いこと。自分を謙遜していう言葉。 |
過猶不及(かゆうふきゅう)度を越したものは、至らないものと同じである。 |
烏之雌雄(からすのしゆう)物事の是非や善悪の判断がしにくいこと。 |
画竜点睛(がりょうてんせい)物事の肝心なところ。(睛はひとみ) |
河梁之吟(かりょうのぎん)送別の歌。また、親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。 |
苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)税金や借金などを情け容赦無く取り立てること。 |
夏炉冬扇(かろとうせん)時期はずれで無用のもの。役に立たない物や能力をいう。 |
檻猿籠鳥(かんえんろうちょう)オリに入れられた猿とカゴの中の鳥。自由を奪われた環境のこと。 |
含飴弄孫(がんいろうそん)飴をしゃぶったり、孫をかまったりする意で、のんきな隠居生活のこと。 |
間雲孤鶴(かんうんこかく)何の束縛も受けず、悠々と暮らすこと。 |
感慨無量(かんがいむりょう)言葉で言い表せないほどの感動。短縮して感無量ともいう。 |
轗軻不遇(かんかふぐう)才能はあるのに境遇に恵まれないこと。 |
侃侃諤諤(かんかんがくがく)自分の意見を遠慮せずに述べること。また、盛んに議論をするさま。 |
観感興起(かんかんこうき)目で見て心に感じ、感動して奮起すること。 |
関関雎鳩(かんかんしょきゅう)閑閑は、鳥ののどかな声。夫婦の仲が非常によいこと。 |
官官接待(かんかんせったい)地方自治体の職員が補助金目的で中央省庁の役人を接待すること。 |
汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)牛が汗をかき、棟につかえる。それほど蔵書が多いというたとえ。 |
甘言密語(かんげんみつご)相手に取り入るために使う甘い言葉。 |
頑固一徹(がんこいってつ)一度決めたら考え方を変えず、最後まで押し通すこと。 |
顔厚忸怩(がんこうじくじ)面の皮の厚い者でも、さすがに恥ずかしい思いをすること。 |
眼光紙背(がんこうしはい)目の光が紙の裏まで貫く意から、読解力にすぐれていること。 |
眼高手低(がんこうしゅてい)批評することには優れているが、自分の技能や能力は低いこと。 |
含垢忍辱(がんこうにんじょく)「垢」は恥の意で、屈辱を耐え忍ぶこと。類語語:含垢忍恥(がんこうにんち) |
冠婚葬祭(かんこんそうさい)慶長の儀式の総称。 |
翫歳愒日(がんさいかいじつ)無駄に月日を過ごすこと。 |
敢作敢当(かんさくかんとう)思い切って事を断行し、その結果には潔く責任をとること。 |
岸芷汀蘭(がんしていらん)水辺に花が咲き、草木が青々と茂っているさま。 |
含笑入地(がんしょうにゅうち)笑いを含んで地に入る。何も思い残すことなく、安らかに死んでいくこと。 |
関雎之化(かんしょのか)夫婦が仲睦まじく、家庭がよく治まること。 |
寛仁大度(かんじんたいど)心が広く情け深く、度量の大きいこと。 |
韓信匍匐(かんしんほふく)大きな目的のために一時の恥や怒りを耐え忍ぶこと。名将の韓信が腹ばいになって人の股をくぐった故事による。 |
甘井先竭(かんせいせんけつ)旨い水のでる井戸は、多くの人が汲みに来るので他の井戸より先に涸れてしまう意から、才能のある人ほど早く衰退するたとえ。 |
官尊民卑(かんそんみんぴ)国民よりも政府や役人を大切にすること。 |
肝胆相照(かんたんそうしょう)友人同士が、互いに心の底まで打ち明けて親しく交わること。 |
邯鄲之夢(かんたんのゆめ)人の世の栄華のはかないこと。邯鄲は中国の地名 |
奸智術数(かんちじゅっすう)よこしまな知恵と計略。悪だくみ。 |
勧善懲悪(かんぜんちょうあく)善行を勧め、悪事を懲らしめること。 |
完全無欠(かんぜんむけつ)欠点や不足がまったくないこと。 |
簡単明瞭(かんたんめいりょう)簡単ではっきりしていること。 |
艱難辛苦(かんなんしんく)つらく困難なことに直面し、苦しみ悩むこと。 |
奸佞邪智(かんねいじゃち)性格がひねくれていてずる賢いこと。 |
管鮑之交(かんぽうのまじわり)利害を超えた親密な友情のこと。 |
頑迷固陋(がんめいころう)頑固で視野が狭く、正しい判断が出来ないこと。 |
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