逆引き四字熟語/お金・利益・財産

逆引き四字熟語

お金・利益・財産に関する四字熟語



以身殉利(いしんじゅんり) つまらない人間は自分の利や欲のためだけに一生を費やす。

一粒万倍(いちりゅうまんばい) わずかなものから多くの利益を得ること。

一攫千金(いっかくせんきん) 一度にたやすく多くの利益を得ること。

一挙両得(いっきょりょうとく) 一つのことをやって、二つの利益を得ること。

一石二鳥(いっせきにちょう) 一つの石を投げ二羽の鳥を獲る意から、一つのことをして二つの利益を得ること。

一擲千金(いってきせんきん) 大金を惜しげもなく一度に使うこと。

因小失大(いんしょうしつだい) 小さな利益にこだわり、大きな損失をこうむること。

枉尺直尋(おうせきちょくじん) 大きな利益を得るために、小さな犠牲を払うこと。対義語:因小失大(いんしょうしつだい)

火中取栗(かちゅうしゅりつ) 自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すこと。また、自ら危険を冒す意でも用いる(火中の栗を拾う)

苛斂誅求(かれんちゅうきゅう) 税金や借金などを情け容赦無く取り立てること。

我田引水(がでんいんすい) 自分の利益になるよう計らい、行動するたとえ。

漁夫之利(ぎょふのり) 両者が争っているすきに、第三者が労せずにその利益を横取りするたとえ。

薬九層倍(くすりくそうばい) 薬は原価に比べて非常に高いことから、巨大な利益を得ることのたとえ。

群蟻附羶(ぐんぎふせん)アリが生臭い肉に群がる意から、人が利益を求め群がることを卑しんでいうたとえ。

減収減益(げんしゅうげんえき) 決算で売上高と利益の両方が減ること。反対語:増収増益(ぞうしゅうぞうえき)

減収増益(げんしゅうぞうえき) 決算で売上高は減ったが利益は増えること。反対語:増収減益(ぞうしゅうげんえき)

膏火自煎(こうかじせん) あぶらは燃料になるために我が身を焼きつくしてしまう意から、なまじ財産や才能があることで、かえって災いに遭うことのたとえ。

国利民福(こくりみんぷく)国家の利益と民衆の幸福。

恒産恒心(こうさんこうしん) 一定の財産・収入がない者は、正しい心を保つことはできない。

虎穴虎子(こけつこじ) 危険を冒さなければ大きな利益は得られないということ。類義語:虎口抜牙(ここうばつが)

財多命殆(ざいためいたい) 「財多くして命殆うし」 なまじ財産が多いと命を狙われることが多く危険であるということ。

舐痔得車(しじとくしゃ) 利益を得るためには、自分を卑しめることさえ厭(いと)わないということ。

小利大損(しょうりだいそん) わずかな利益を得ようとして、かえって大損してしまうこと。

私利私欲(しりしよく) 自分の利益や欲望だけで行動すること。



寸田尺宅(すんでんしゃくたく) 少ししかない財産のたとえ。

先義後利(せんぎこうり) 道義を優先させ、利益を後回しにすること。

即時一杯(そくじいっぱい) 後で大きな物を得るより、いま得られる物の方が大事ということ。

堆金積玉(たいきんせきぎょく) 金銀珠玉を積み上げる意から、莫大な富を集めること。

貪夫徇財(たんぷじゅんざい) 欲深い者は、金のためなら命もかける。

長者三代(ちょうじゃさんだい) だいたい金持ちは三代しか続かないということ。

田父之功(でんぷのこう) 争っている者が共倒れし、第三者が利益を手にすること。犬がウサギを追い回し両者とも疲れて死んでしまった。そこに通りかかった農夫が労せずに両方を手に入れたという寓話から。類義語:漁夫之利(ぎょふのり)

貪小失大(とんしょうしつだい) 目先の小さな利益にこだわって、大きな利益を失うこと。

豚蹄穣田(とんていじょうでん) 豚の蹄を供えて豊作を祈る意から、わずかなものから大きな利益を得ようとすること。

悖入悖出(はいにゅうはいしゅつ) 道理にそむく不正な手段で得た金は、道理にそむいた不正な手段で奪われる。

薄利多売(はくりたばい) 商品の利幅を少なくし大量に売ることにより儲ける戦略。

必求壟断(ひっきゅうろうだん) 利益を独り占めすること。

富貴栄華(ふうきえいが) 財産があり身分が高く栄えること。

富貴浮雲(ふうきふうん) 財産と地位は、空の浮雲のように定まらず、はかないものである。

不買美田(ふばいびでん) 子孫のために、敢えて財産を残さないこと。

片利共生(へんりきょうせい) 一緒に生活をしていながら、片方だけが利益を受けること。対義語:相利共生

百舌勘定(もずかんじょう) 金を支払うとき、自分は金を出さないで他人にばかり出させようとすること。

利害得失(りがいとくしつ) 利益と損失のこと。類義語:利害得喪(りがいとくそう)



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