学問・教育に関する四字熟語
・韋編三絶(いへんさんぜつ)何度も繰り返し本を読むこと。また、熱心に学問することのたとえ。「韋編」は、文字を書いた木の札を革ひもで綴った古代中国の書物。その革ひもが三度も断ち切れるほど繰り返し読む意。
・格物致知(かくぶつちち) 物事の本質を追求し、知識や学問を深めること。
・記問之学(きもんのがく) ただ暗記しているだけで、自分のものとなっていない学問。
・苦学力行(くがくりきこう)苦労しながら学問を続けること。
・蛍雪之功(けいせつのこう) 苦労しながら学問に励むこと。また、苦学した成果のこと。類義語:苦学力行(くがくりきこう)、孫康映雪(そんこうえいせつ)、蛍窓雪案(けいそうせつあん)、車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)
・外題学問(げだいがくもん) 書名には通じているが、内容は理解していない意から、うわべだけの学問や知識。
・懸頭刺股(けんとうしこ) 苦労して学問に励むこと。頭(こうべ)を懸け股(もも)を刺すと読む。
・口耳之学(こうじのがく) 聞いたことをそのまま人に言うだけで、まったく自分のものとなっていない学問。 受売りのこと。
・口耳四寸(こうじよんすん) 口と耳の間はわずか四寸しかないことから、聞いたことをそのまま人に言うだけの浅い学問。聞きかじり、受売り。
・慈母敗子(じぼはいし) 子供を甘やかし過ぎると放蕩者になってしまう。時には厳しく教育することも必要。
・随類応同(ずいるいおうどおう) それぞれの性格や考え方に応じて指導・教育すること。
・切磋琢磨(せっさたくま) 仲間同士でお互い励まし合い、学問や仕事に励むこと。
・孫康映雪(そんこうえいせつ) 苦学することのたとえ。(晋の孫康が雪明かりで読書したことから)
・断機之戒(だんきのいましめ) 学問は途中でやめてしまえば、何の価値もないという戒め。
・箪食瓢飲(たんしひょういん) 貧しい生活の中で学問に励むこと。
・昼耕夜誦(ちゅうこうやしょう) 昼は働き、夜は勉学に励むこと。苦学すること。
・同声異俗(どうせいいぞく) 同声とは産声が同じこと。転じて、生まれは同じでも環境や教育で違いが生じる。
・独学孤陋(どくがくころう) ひとりで学問をすると、知識が偏り見識が狭くなるということ。
・白首窮経(はくしゅきゅうけい) 老人になるまで学問に励むこと。
・百川学海(ひゃくせんがっかい)すべての川は大きな海をめざして流れ、やがてそこに至る。学問も続けていけば真理を知ることができるということ。
・百花斉放(ひゃっかせいほう) 学問・芸術が盛んに行われること。
・焚書坑儒(ふんしょこうじゅ) 学問や思想などを弾圧すること。(焚書とは書物を焼くこと)
・磨穿鉄硯(ませんてっけん) 鉄の硯が磨り減るほど猛勉強する。学問に励むたとえ。
・孟母三遷(もうぼさんせん) 子供の教育は、育つ環境も大切だという教え。
・孟母断機(もうぼだんき) 物事や学問を途中でやめてしまえば、なんにもならないと言う教え。
・雍也論語(ようやろんご) 読書や勉強が長続きしないことのたとえ。
・和魂漢才(わこんかんさい) 日本固有の精神と中国の学問。また、この両者を融合すること。
・和魂洋才(わこんようさい) 日本固有の精神と西洋の学問。また、この両者を融合すること。
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