ふ-四字熟語
ふ
風雨淒淒(ふううせいせい)風雨ににさらされ、寒く冷たいさま。 |
風雨対牀(ふううたいしょう)兄弟が床を並べて雨音を心静かに聞く意から、離れていた兄弟が会うことをいう。 |
風鬟雨鬢(ふうかんうびん)風雨ににさらされ苦労して働くこと。 |
富貴栄華(ふうきえいが)財産があり身分が高く栄えること。 |
富貴浮雲(ふうきふうん)財産と地位は、空の浮雲のように定まらず、はかないものである。 |
風魚之災(ふうぎょのわざわい)海上での暴風や海賊などによって被る災難をいう。 |
風月玄度(ふうげつげんたく)人と長い間会っていないこと。 |
風月無辺(ふうげつむへん)景色がこの上なく美しいこと。 |
風言風語(ふうげんふうご)根も葉もないうわさ話。 |
風光明媚(ふうこうめいび)自然のながめが清らかで美しいこと。 |
風餐露宿(ふうさんろしゅく)野宿すること。また、旅のつらさのたとえ。 |
風樹之嘆(ふうじゅのたん)両親がこの世になく、親孝行のできない嘆きをいう。 |
風塵之会(ふうじんのかい)戦乱の世、または混乱している不安定な世のたとえ。 |
風声鶴唳(ふうせいかくれい)怖じ気づいて、些細な物音やかすかな声にまで恐れおののくこと。 |
風清弊絶(ふうせいへいぜつ)風習がよくなり、悪事や弊害がなくなること。 |
風前之灯(ふうぜんのともしび)危険が迫っていて今にも滅びそうなことのたとえ。 |
風霜高潔(ふうそうこうけつ)清らかに澄んだ秋の景色のこと。 |
風俗壊乱(ふうぞくかいらん)世の中の健全な風習や習慣などを壊し乱すこと。また、そのような状態。 |
風旙之論(ふうはんのろん)決着しがたい議論のこと。 |
風林火山(ふうりんかざん)戦いにおける行動の指針。疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山の略。 |
浮雲翳日(ふうんえいじつ)悪人が政権を握って世の中が暗くなること。 |
巫雲蜀雨(ふうんしょくう)遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを想い合っていることのたとえ。 |
婦怨無終(ふえんむしゅう)男の愛情を失った女の怨みはいつまでも消えることはない。 |
不愧天地(ふかいてんち)生き方にやましさがないこと。 |
不器之器(ふきのうつわ)何にでも融通の利く便利な器(うつわ)。転じて、器用な人物のたとえ。 |
不帰之客(ふきのきゃく)死者のこと。 |
不羈奔放(ふきほんぽう)何事にも縛られず、自由気ままに振る舞うこと。 |
不朽不滅(ふきゅうふめつ)永遠に朽ち滅びないこと。 |
俛仰之間(ふぎょうのかん)頭を上げ下げするほどの僅かな時間。 |
福因福果(ふくいんふっか)善い行いをすれば福がくる。 |
複雑怪奇(ふくざつかいき)こみ入っていて怪しく不思議なこと。 |
腹心之臣(ふくしんのしん)どんな秘密でも打ち明けられる家臣のこと。 |
覆車之戒(ふくしゃのいましめ)前を行く車がひっくりかえるのを見て、後ろから行く車が用心する意から、人の失敗をみて教訓とすること。 |
覆水不返(ふくすいふへん)一度犯した過ちは、なかったことにはならない。(覆水はこぼれた水のこと) |
不倶戴天(ふぐたいてん)どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。 |
福徳円満(ふくとくえんまん)幸福と財産に恵まれて、満ち足りていること。 |
不虞之誉(ふぐのほまれ)思いがけなく得た名誉のこと。対義語:求全之毀 (きゅうぜんのそしり) |
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)まだ世に出ていない英雄のたとえ。 |
不言実行(ふげんじっこう)あれこれ理屈をいわず、黙って実際に行動すること。反対語:有言実行(ゆうげんじっこう)、類義語:訥言実行(とつげんじっこう) |
富国強兵(ふこくきょうへい)経済力を高め、軍事力を強化すること。 |
無骨一辺(ぶこついっぺん)不作法で洗練されていないさま。 |
夫妻判合(ふさいはんごう)夫婦というものは、一つの物にたとえると半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。 |
無事息災(ぶじそくさい)病気や災いがなく、平穏に暮らしているさま。類義語:無病息災(むびょうそくさい)、平穏無事(へいおんぶじ) |
不失正鵠(ふしつせいこく)物事の要点や急所を的確にとらえること。 |
附耳之言(ふじのげん)耳に口をつけてする内緒話でも、千里も離れている所まで聞こえてしまう意から、秘密は漏れやすく、すぐに広まってしまうということ。 |
不惜身命(ふしゃくしんみょう)自分の身をかえりみないで物事にあたること。 |
俛首帖耳(ふしゅちょうじ)犬が飼い主に耳をだらりと垂れ服従するように、人に媚びへつらう態度をいう。 |
不承不承(ふしょうぶしょう)気が進まないまま、しぶしぶ、いやいやながらするさま。 |
不将不迎(ふしょうふげい)過去の出来事をいつまでも悔み、まだこない未来のことを心配すること。 |
夫唱婦随(ふしょうふずい)夫が言い出し、妻がそれに従うこと。亭主関白。 |
不即不離(ふそくふり)二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。 |
二股膏薬(ふたまたこうやく)自分の考えや意見がなく、あっちへついたり、こっちへついたりすること。類義語:内股膏薬(うちまたこうやく) |
物物交換(ぶつぶつこうかん)物と物とを貨幣を使わないで直接に交換すること。 |
釜中之魚(ふちゅうのうお)煮られようとしている釜の中の魚。転じて、死や危険が目前に迫っている。 |
釜底抽薪(ふていちゅうしん)物事を解決するには根本的な対策が必要であるということ。 |
不撓不屈(ふとうふくつ)困難にあってもくじけないこと。類義語:百折不撓(ひゃくせつふとう) |
不得要領(ふとくようりょう)要領を得ないこと。話や文章の趣旨が曖昧でよく分からないこと。 |
不買美田(ふばいびでん)子孫のために、敢えて財産を残さないこと。 |
不聞不問(ふぶんふもん)無関心な態度のこと。 |
不偏不党(ふへんふとう)公正、中立で派閥を作らないこと。 |
不眠不休(ふみんふきゅう)眠らず休まず事にあたること。類義語:昼夜兼行(ちゅうやけんこう) |
不要不急(ふようふきゅう)必要もなく、急ぎもしないこと。 |
不埒千万(ふらちせんばん)言動が道に背き、きわめて許しがたいこと。 |
不立文字(ふりゅうもんじ)文字や言葉によらず、心から心へ伝えること。(禅宗の考え方) |
不老長寿(ふろうちょうじゅ)いつまでも老いることなく長生きすること。 |
不老不死(ふろうふし)永久に老いることなく生き続けること。類義語:不老長寿(ふろうちょうじゅ) |
付和雷同(ふわらいどう)自分の考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること。 |
刎頸之友(ふんけいのとも)たとえ首をはねられても後悔しないほど、深い友情で結ばれた友人。 |
粉骨砕身(ふんこつさいしん)全力で努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働くこと。 |
蚊子咬牛(ぶんしこうぎゅう)蚊が牛を咬む意から、痛くも痒くもないこと。 |
焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)学問や思想などを弾圧すること。(焚書とは書物を焼くこと) |
蚊虻走牛(ぶんぼうそうぎゅう)蚊や虻(あぶ)でも集まれば牛も逃げ出す意から、小さなものが強大なものを圧倒すること。 |
蚊虻之労(ぶんぼうのろう)蚊や虻の労力から、取るに足りない技能・労力のこと。 |
分崩離析(ぶんぽうりせき)組織などが散り散りばらばらになること。 |
奮励努力(ふんれいどりょく)気力を奮い起こして励み、努力を重ね頑張ること。類義語:精励恪勤(せいれいかっきん) |
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