心配・疑念に関する四字熟語
・一喜一憂(いっきいちゆう) 事情が少しでも変わるたびに、喜んだり心配したりすること。
・一朝之患(いっちょうのうれい) 一時の心配。また、突然起こる心配事。
・遠慮近憂(えんりょきんゆう) 先の事を考えて行動しないと、急な心配事が起こり苦しむことになる。
・夏虫疑氷(かちゅうぎひょう) 夏にだけ生きる虫は、冬に氷があることを信じない意から、見聞のせまい人が自分の知らないことを信じようとしないこと。
・瓜田李下(かでんりか) 瓜畑で履物を直そうとすると、瓜を盗んでいると疑われ、李の木の下で冠を直すと李を盗んでいると疑われる。人に疑念を抱かせるような行いは慎むべきであるという教え。類義語:李下瓜田 (りかかでん)、李下之冠(りかのかんむり)
・疑心暗鬼(ぎしんあんき) 疑いの心があると、ありもしないものがあるように感じられる。
・群疑満腹(ぐんぎまんぷく) 心が多くの疑いでいっぱいになっていること。
・狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん) 疑い深く、決心がなかなかつかないこと。
・三人成虎(さんにんせいこ) 一人が言っただけでは疑うが、三人が村に虎が出たと言えば信じてしまう意から、嘘偽りも多くの人が言えば、事実になってしまうということ。
・傷弓之鳥(しょうきゅうのとり) 一度弓で傷ついた鳥は、弓をはじく音だけで恐れるようになる。一度の失敗でおじけづくこと。
・焦心苦慮(しょうしんくりょ) 心があせり、いろいろ心配する。いらだつさま。
・窃鈇之疑(せっぷのぎ) 証拠もないのに人に疑いをかけること。昔ある人が斧をなくし、隣家の子供を疑った。すると、その子供の表情、喋り方、歩き方まで泥棒にしか見えなくなったが、斧が自分の家の物置で見つかると今度はその子供が可愛く見えだしたという故事から。
・戦戦兢兢(せんせんきょうきょう) 恐れつつしむさま。恐れてびくびくしているさま。
・戦戦慄慄(せんせんりつりつ) 恐れつつしむさま。恐れてびくびくしているさま。
・遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん) いつまでも疑い迷って、決断せずにためらうこと。
・懲羹吹膾 (ちょうこうすいかい) 羹(あつもの)に懲りて膾を吹く。一度の失敗に懲りて無駄な用心をすること。
・輾転反側(てんてんはんそく) 心配事などで眠れずに、何度も寝返りを打つこと。
・天道是非(てんどうぜひ) 天が必ず正しいかどうか、疑問に思えること。
・内憂外患(ないゆうがいかん) 国の内外に起こる心配事。
・平穏無事(へいおんぶじ) 変わったことも、心配事もなく、穏やかなさな。 類義語:平安無事(へいあんぶじ)、対義語:多事多難(たじたなん)
・半信半疑(はんしんはんぎ) 半分は信じているが半分は疑っている状態。
・明明白白(めいめいはくはく) はっきりしていて、疑う余地のないこと。対義語:渾渾沌沌(こんこんとんとん)、曖昧模糊(あいまいもこ)、暗中模索(あんちゅうもさく)、五里霧中(ごりむちゅう)
・有備無患(ゆうびむかん) 万一に備え準備を整えておけば心配がないということ。
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