日常生活でよく使われる慣用句


慣用句


・青菜(あおな)に塩
菜に塩をかけると直ぐにしなしなと柔らかくなってしまうように、勢い込んで事を行おうとしている人が、何かのはずみで上手く行かなくなり、急に元気をなくしてしょんぼりしている様子。

・揚げ足を取る

人のあげた足を取って倒すように、相手の言葉尻を取り上げて、やりこめたり、皮肉ったりすること。

・足が出る
最初の予算よりも出費がかさみ赤字になること。

・足を奪われる
事故や災害、ストライキなので交通機関が止まり、目的地に行く手段が失われること。

・足下(あしもと)を見る
むかし駕籠(かご)かきなどが旅行者の足の疲れぐあいを見て料金をふきかけたことから、人の弱みにつけこむことをいう。

・足を向けて寝られない
お世話になった人や恩を受けた人に対し感謝の気持ちを表す表現。

・後の祭り
祭りが終わると飾りたてた用具は何の役にも立たないように、時期が遅れて役に立たず無駄になること。

・アドバルーンを揚げる
事前に事の一部を漏らし、相手の出方や世間の反応をみること。

・油を売る
江戸時代に髪油を売り歩くものが婦人を相手に話し込みながら商売したことから、仕事を怠けて無駄話をすること、仕事の途中で無駄な時間を過ごすことをいう。

・油を絞る
油をとるには大豆や胡麻などに強く圧力をかけて搾り出すことから、人の失敗や欠点を厳しくとがめ、叱ること。


・石橋を叩いて渡る
安全な石橋でも叩いてから渡るように、用心に用心を重ねて慎重に物事を行うこと。

・生き馬の目を抜く
生きている馬の目を抜くほど、素早く事をするさま。また人を出し抜いて素早く利益を得ることをいう。

・板につく
役者が芝居になれて舞台にしっくり調和することから、その仕事になれて不自然のない様子をいう。

・色を付ける
物事の扱いに情を加えることをいう。

・因果を含める
原因結果の道理を言い聞かせるように、やむを得ない事態をよくよく説明してあきらめさせること。


・うどの大木
うどは成長すると木のように茂るが、用材にも食用にもならないことから、形ばかり大きくて何の役にもたたないものをいう。

・鵜(う)の目 鷹(たか)の目
鵜や鷹が鋭い目つきで獲物を探すように、鋭い目つきで一所懸命に物をみつけようとするさま。またその目つきをいう。

・裏をかく
相手の計画を見抜いて予想に反したことをして相手を出し抜くこと。


・襟を正す
衣服の乱れを直し、姿勢を正しくするように、それまでのたるんだ気持ちを引き締め生活態度を改めること。


・おくびにも出さない
ゲップをすることさえしないということで、心の底に隠していて言葉や態度に少しも表さないこと。

・お茶を濁す
いい加減な処置をして、一時逃れにその場をごまかすこと。

・折り紙つき
鑑定書、保証書の類は書いた面を中にして2つ折りにしたことから、立派なものとして信用できると保証された事物や人物をいう。


・顔に泥を塗る
人の顔に泥を塗って汚すように、名誉を傷つけたり恥をかかせたりして世間に顔を向けられないようにすること。

・笠(かさ)に着る
笠が自分の頭を守るものであることから、権力のあるものを頼みにして威張ること。また自分の施した恩徳をいいことにして他人に圧力をかけること。

・固唾を呑む
事の成り行きを案じて息をこらすさまをいう。

・間髪を容れず
間に髪の毛1本を入れるすきまも無いという意から、時間の余裕が少しもなく、即座に、とっさにという意味。

・金に糸目をつけない
糸目とは凧(たこ)がバランスを保って揚がるように引き締める糸のこと。それをつけない意から、金銭を惜しげもなく十分に出すという意味。

・雁首(がんくび)を揃える
雁首とは首または頭の俗語。雁首を揃えるとは何人か一緒に行動するさまをいう。綺麗な言葉ではない。



・堪忍袋の緒が切れる
堪忍袋とは堪忍する度量を袋に例えたもの。どうにも我慢ができなくなることをいう。


・気が置けない
気詰まりでない。気づかいする必要がない。

・肝に銘ずる
心に深くきざみつけるように記憶して忘れないこと。

・脚光を浴びる
脚光とは舞台で俳優を足もとから照らすフットライトのこと。転じて一躍名声が高まり世間から注目されることをいう。


・釘(くぎ)を刺す
釘を打ちつけて固定するように、相手が約束を破ったり、間違いをおこしたりしないよう念を押して確かめること。

・首を傾(かし)げる
不思議・疑わしいなどの思いで首をかたむける。不審に思うこと。

・口車(くちぐるま)に乗る
口先で巧みに言いくるめられて騙されるされること。


・下駄(げた)を預ける
履物である下駄が無ければ自由に動き回れないことから、すべてを相手に頼んで、その処理を一任すること。

・血相を変える
衝撃になることを見たり聞いたりして顔色を変える。


・沽券(こけん)にかかわる
沽券とは人の値打ち、体面、品格という意味があり、その人の体面や品位などに差し障りとなる意。

・虚仮(こけ)にする
馬鹿にする。侮ること。

・心にも無い
自分が心底から思っているわけではない。本心からではない。

・御託(ごたく)を並べる
勝手な言い分をくどくどと言いたてること。御託とは御託宣(ごたくせん)の略。


・匙(さじ)を投げる

薬を調合する匙を医者が投げ出すという意で、物事に救済や改善の見込みがないと断念すること。

・鯖(さば)を読む
鯖を数えるのに、急いで数をよみ、その際に数をごまかすことが多いことからという意で、得をしようと数をごまかすことをいう。


・尻馬(しりうま)に乗る
他人が乗っている馬のうしろに乗るように、訳もわからないまま人の言うなりに行動すること。

・尻が軽い
動作が機敏。落ち着きが無く言動動作が軽々しい。女が浮気である。

・尻が重い
無精(ぶしょう)で容易に腰をあげない。機敏に振舞わない。

・尻に敷く
妻が夫を軽んじて思う通りに従わせること。

・辛酸(しんさん)を嘗める
つらい経験をする。酷く苦しいめにあう。


・隅(すみ)に置けない
思いのほか技量や才能があってあなどり難い。案外、世間を知っていて油断できないこと。

・臑(すね)に傷を持つ
隠した悪事がある。やましいことがある。


・袖(そで)にする
手を袖に入れたまま何もしない意で、おろそかにする。ないがしろにする。すげなくする。「袖にあしらう」ともいう。


・玉に瑕(きず)
美しい宝石にキズがあると惜しいように、それさえなければ申し分ないのに、少しの欠点があること。

・袂(たもと)を分かつ
わかれる。離別する。人との縁を切る。


・月とすっぽん
月もすっぽんも同じく丸い形だとはいえ、全く違うことから、2つのものがひどくかけ離れていることのたとえで使われる。

・潰しが利く
地金にしても役に立つという意味から、他にも使い道がある。現在の職業以外でもうまくやっていく能力がある。




・二足の草鞋(わらじ)をはく
同一人が両立しないような2種の業を兼ねること。もと博徒(ばくと)が十手(じって)をあずかるような場合をいった。現在では単に2つの職業を兼ねる意味でも使われる。


・猫を被る
本性を隠してしてネコのよにおとなしそうに振る舞う。

・寝耳に水
寝ているときに耳に水を入れられてビックリするように、不意の出来事に驚くこと。


・馬脚(ばきゃく)を露(あら)わす
芝居で馬の足を演ずる役者が姿をみせてしまうように、隠していた本性がばれてしまうこと。


・目鼻が付く
顔の絵で目と鼻を描くと大体の形ができあがることから、物事の見通しが立つことをいう。


・横車(よこぐるま)を押す
車を横からおして動かそうとするように、道理に合わない考えを無理に通そうとすること。


・渡(わた)りに船
川を渡りたい時に船がちょうどあるように、望んでいるものが、ちょうど都合よく与えられること。


四字熟語辞典  対義語・反対語辞典


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